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18 September

原子力は絶対悪なのか

「ワオ!」

興奮した米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏の姿を、東芝関係者は鮮明に思い出す。平成21年11月9日、ゲイツ氏は原発の設計を行う「磯子エンジニアリングセンター」(横浜市)などを極秘で訪問した。ゲイツ氏は自らが出資する次世代原子炉開発のベンチャー企業「テラパワー」の会長として、東芝が開発する次世代原子炉「4S」の視察に訪れたのだ。

4Sは、1万~5万キロワットと小型だが、燃料交換なしで10~30年連続運転できるのが特徴だ。突然、電源が使えなくなった場合でも原子炉が自動停止し、自然に炉心が冷やされるなど安全性も高いという。東芝・電力システム社原子力事業部の尾崎章技監は「現時点でも実用炉の建設は技術的に可能だ」という。

【原子力再興 (中)】ビル・ゲイツを興奮させた日本の次世代原子炉、原発事故で停滞 中国など猛追で「命取り」+(1/3ページ) – MSN産経ニュース

科学技術は進歩するべく宿命付けられており、また、進歩しなければならないものであると思います。
進歩することによって様々な弊害が現れてくるとしても、それは科学技術そのもののせいというよりも、それをコントロールする人間の側の問題と言うべきだと思います。
弊害があるからこれ以上進歩すべきでない、というのは、試験をすると生徒間で差がつくから試験をすべきでない、という議論と似ていて、ナンセンスでしょう。
一つ進歩すれば次の課題が現れてくる、というのはむしろ当然で、だからこそ人類は永遠に進歩し続けられるのだと考えるべきでしょう。

過敏に放射線による被害を恐れる(嫌悪する)感情的な議論が空気のように浸透していて、正面切って原発推進派を名乗るのはなかなか勇気がいるものです。応援して下さる人のなかにも「原発推進とは言わない方がよい」と親切心から言って下さる方もおられます。
石油のほぼ100%を輸入に頼っている我が国は、年間4兆円の国富がその購入費として海外に流出することになります。
そしてタンカーが通るシーレーンを某国に軍事的に抑えられたら、もうお手上げです。
代替エネルギーも否定しませんし、あらゆる可能性は追究すべきと思いますが、「あらゆる可能性」の中には、当然、次世代原子炉も含んでもよいのではないでしょうか。そして、原子力はここ数十年は、まだまだ有望で有益なエネルギーであり続けると思うのです。

長所もあれば短所もあるのが人間です。長所とつきあえば悪人はいない、とは先人の知恵でしょう。
原子力も危険な面もありますが、それをしのぐ長所があります。良くコントロールして長所を生かし切ることが大切でしょう。