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22 September

reblog: 温首相が船長の即時釈放を要求 新華社報道 – MSN産経ニュース

【北京=矢板明夫】中国国営新華社通信が22日伝えたところによると、国連総会に出席するため米ニューヨークを訪れている中国の温家宝首相は21日、在米中国人や華僑代表と会見した際、尖閣諸島付近で起きた漁船衝突事件に言及し「不法拘束中の中国人船長を即時・無条件で釈放することを日本側に求める」と発言した。

同通信によると、温首相は「釈放しなければ、中国はさらなる対抗措置を取る用意がある。その結果についてすべての責任は日本側が負わなければならない」と述べたうえで、「近年の中日関係の発展は、双方の長年の努力によるものである。日本側が早急に過ちを正し、中日関係を正しい道筋に戻すことは、両国人民の根本利益に合致するだけでなく、平和、協力という世界の潮流とも一致する」と指摘した。

温首相が船長の即時釈放を要求 新華社報道 – MSN産経ニュース

 

日本では、罪を犯した者がそれを咎められると逆に居直って反論する様を、「盗人猛々しい」と言う。

温首相の「不法拘束中の・・・」という言葉自体、間違いである。中国漁船が日本の領海内で公務執行妨害を行ったのであるから、なんら不法ではない。日本の司法手続きに則って対処してゆくしかない。日本は法治国家なのだから。

さらに「釈放しなければ、中国はさらなる対抗措置をとる用意がある」との発言は、日本への恫喝である。

「近年の中日関係の発展は、双方の長年の努力によるものである」「平和、協力という世界の潮流とも一致」させたいと、本当に考えているならば、「即時・無条件で釈放することを日本側に求める」などとは決して言えないだろう。

このような言辞は、日本を属国であるかのように思っているから出てくるのではないだろうか。少なくとも、主権国家と見做してはいないかのようだ。

菅首相以下、日本政府には、こうした恫喝に屈することなく、毅然とした対応を期待したい。

日本の毅然とした態度は、中国の覇権主義に警戒感を抱く東アジア諸国に対しても頼もしいメッセージとなるだろう。