私の意見
26 October

お金は悪か。

日本においては、「お金儲け」というのは、あまり美しい響きではありません
大富豪や財閥など、異常性のある稼ぎ方をした人は、しばしば批判や非難の対象になります
しかし、本来、お金自身は、いいも悪いもないはずです。難しく言うならば、「価値中立」というべきですね
お金は、便利なものです
善用すれば、人々の幸福増進に役立ち、悪用すれば、自分も他人も不幸にします
お金を稼ぐのも、相応の知恵や才覚や努力が要ります。不正な手段で手に入れたものでない限りむしろ賞賛すべきではないでしょうか。

「格差是正」を声高に叫ぶ人々の中には、その人知れず苦労や努力している姿を見ずして、嫉妬心からお金持ちを批判する人も多いように思われます。

基本的だけど重要なことは、富を憎んでいては豊かになれない、ということです。

世界の人口が100億人に向かっている最中に、富の再配分だけを考えて、お金儲けする人を悪のように見る風潮が拡がっていくと、それはそれは恐ろしい食料やエネルギーの争奪戦がやがて始まるであろうことはまず間違いありません。

富を憎まず、富を持つ人に嫉妬せず、富を創出する人を賞賛し、目標とし、自らも富の創造者とならんと努力精進していく人々が増え続けていくことが、世界を救うことにつながっていくものと思います。