04
February
唯物論という名の信仰―宗教立国への道
マルクスは、宗教はアヘンだといった。
これほど、偏見に満ちた言葉はない。
そして、これほど、世界に害悪を流した思想はない。
彼の流した思想によって、どれだけ多くの人々が苦しみ、
そして今も苦しんでいることか。
自らを唯物論者だと名告る人は、
自らが唯物論という名の宗教を信じていることを表明しているに過ぎない。
あの世があることを信じず、神も仏も霊も信じない生き方が、
なぜそんなに良いことだと思うのだろうか。
それは、誰も幸福にしない生き方だと、なぜ、気づかないのだろうか。
おそらくは、それを考え出すと言い知れぬ不安な気持ちに陥るから、
考えないでおこうというのが多くの人々の考えではないだろうか。
悲しいことに、現代の、多くの宗教家たちも、
あの世があることを確信をもって言えないでいる。
しかし、宗教心を失ったことから、日本人の堕落が始まったのではないだろうか。
自分を超えたる尊い存在を信じることがなければ、人は謙虚さを失い、傲慢となる。
信仰心なく、あの世の存在を信じることなく、
ただこの世での栄達を求め、この世での生存を求め、
この世での生き易さのみを求める人生など、
獣と変わらない生き方だと思わないだろうか。
そう、人間と動物とを分ける、最大のものの一つが、
信仰心があるかないかということなのだ。
ゆえに、人間には、信仰の本能がある、と言われる。
信仰の尊さを忘れて久しい多くの日本人に、
そして、本来、優れて霊性の高い日本人に、
そのことを想い起こしていただくために、
宗教政党・幸福実現党の存在意義はあるのだと思う。