不可解な石川県の育鵬社逆転不採択+(1/2ページ) – MSN産経ニュース
石川県の小松市、能美(のみ)市、川北町で同じ教科書を選ぶ小松・能美採択地区が、教科書改善の会(屋山太郎代表世話人)のメンバーが執筆した育鵬社の中学校歴史・公民教科書を市町教育委員会の採決結果に反して逆転不採択にしていたことが分かった。
9月21日の県議会予算特別委員会で宮元陸(りく)氏(自民)が追及した。小松・能美地区では、7月20日に能美市教育委員会が採決の結果、5対0で帝国書院を採択すべきだと決定。一方で、21日に小松市教育委員会が4対1で育鵬社、22日に川北町教育委員会が5対0で育鵬社を決めて、26日の採択協議会に臨んだ。
3市町のうち2市町が育鵬社を推したことで、採択協議会では育鵬社が選ばれるはずだが、結果は不採択になった。協議会は3市町の教育長、学校教育課長と保護者代表で構成されており、小松市と川北町の学校教育課長は教育委員会の採決結果を伝達すべき立場にありながら、育鵬社を推さなかったという。 宮元氏は関係者の話として、この過程で県教委事務局が育鵬社を採択しないよう市町教委事務局に対して圧力をかけたと明らかにした。
【エディターズEye】不可解な石川県の育鵬社逆転不採択+(1/2ページ) – MSN産経ニュース
幸福実現党のニュースファイルでも取り上げられていたが、私の地元のことなので一言。
今回の小松・能美地区の教科書採択が逆転した件は、極めて不可解だ。
6月の石川県内の教科書展示会には、私も何か所か出向いて意見を書いてきたが、石川県の歴史・公民教科書は、どの市町村も、自虐的な歴史観に基づく教科書が採択されてしまった。
非常に残念なことと思っていたが、もし、県教委が不当に誘導その他、圧力をかけていたとしたら、沖縄県八重山地区同様、大問題である。
県教委の姿勢も、不明瞭だ。
宮元県議の明快な質問に対し、竹中教育長の答弁は、「官僚答弁」の典型で、まったく要領を得ない。
竹中氏の「宮元議員の歴史観やイデオロギーを否定するものではございませんけれども云々」に対して、宮元氏が「私の歴史観を披歴しているのではなく、教育基本法改正の主旨だ」と反論しているのはもっともだ。竹中氏の答弁は、非常に苦しい言い訳に聞こえる。
県教委の方こそ、特定の歴史観やイデオロギーに巧妙に誘導しようとしているように感じる。
宮元氏がトインビーの言葉として引用されていた「自国の神話を尊重しない国は、例外なく滅んでいる」という言葉は、唯物的左翼史観に染まった頭では、おそらく理解できないだろう。
しかし沖縄と違い、地元メディアは健全な保守色が強く、石川県議会にも、今回の宮元県議同様、健全な保守思想を持った方々がおられるので、こうした質疑が県議会においてなされるということは、多少の救いかも知れない。
ついでながら、このニュースを私も不覚にも今朝知ったのであるが、こうした記事が少なくとも私が見た限り、産経ニュースでしか取り上げられていないところにも異常性を感じる。
(ちなみに宮元陸県議と私は、血縁関係はございません)
自国に誇りを持てぬ国民では、その国が繁栄できるわけはなく、まして、世界のリーダーとなることなどできない。
自分自身を信じられなくで、一体だれが、自分を信じてくれるというのだろう。
また、自分自身を信じられなくて、本当の意味で他人を信じることもできないだろう。
竹中氏は「子どもの発達段階に応じて」と繰り返し答弁していたが、これは言い訳である。
教えるに際しては段階が必要なのは当然であるが、それは技術的な面のことである。
若いころに自虐的な歴史観を教え込んでもよいということには決してならない。
若いころに刷り込まれた自虐史観は、長じてからもそう簡単には改まらないのはいまの団塊世代の多くの人々を見ても明らかである。
「あなたは悪い子だ」と言って育てるのと、「あなたは素晴らしい子だ」と言って育てるのとでは、どちらがいい子に育つかは自明である。
国家においても、「日本はいけない国だ」と教え込むのと、「日本は素晴らしい国だ」とい教え込むのと、どっちが教育効果が高いかといえば、当然後者だ。
是非、日本人が誇りを持てる国にしていくために、正しい意味での自尊心を取り戻せる教育へと回帰していただきたいものだ。