私の政策
22 April

「震災増税」は、さらに景気を悪化させる

こんにちは!みやもとさとしです。

震災を機に、増税に持っていこうとする勢力に対しては、何とかして阻止したいと思います。

それは、大げさではなく、この国の自由と繁栄をかけた闘いだからです。

以下、幸福実現党名誉総裁・大川隆法総裁著『震災復興への道―日本復活の未来ビジョン』より引用いたします。

もう一つ、政府がやるべきことは、財政出動です。

景気調整の方法としては、日銀を中心とする金融政策、つまり、市場に流通している資金量を調整するやり方と、もう一つは、財政出動といって、いろいろなところに政府予算を出動するやり方とがありますが、今は、この財政出動が必要なのです。

民主党政権は、ケチケチ運動から始まっていて、「財政出動が、いかに要らないか」ということを言い続けてきたため、このマインドを変えるのは実際には難しいだろうと思います。

国の借金を減らすことばかりを考えていたところ、“運よく”震災が起きたので、「これで、増税ができる。今なら、国民は臨時増税を呑むのではないか」などと考えている可能性が極めて高いのです。

自民党のほうにも、今、同じような動きが出ています。自民党にも増税論者がけっこういるので、「震災増税ならば国民も聞いてくれるのではないか」と考え、「震災対策に充てる」と称して、震災を受けていない人に増税をかけそうな雰囲気を感じます。

しかし、本当に、これ以上の経済音痴はありません。まさに、「経済音痴、ここに極まれり」で、もはや経済学など、なきに等しい考え方です。

日本経済への影響について、今のところ、「今回の震災のダメージは、GDPベースで、マイナス一パーセント分ぐらいに相当する」と言われていますが、いずれそれ以上の規模に被害が拡大し、今、増税をすれば、さらにダメージが大きくなるかもしれません。不況期に増税をかけたら、もっと不況が進むのは分かっていることなのです。

「不況期に震災が来て、ここで増税をかけたらどうなるか」といえば、企業活動はさらに停滞し、消費活動も停滞して、もっと景気が悪くなっていきます。

これでは駄目なのです。もし、火事場泥棒風に、ここで増税をかけようと考えるようなら、その“悪代官”のクビをはねなければいけません。「東日本復興目的税」などと称して、たくさん税金を取ろうとするようなら、もう辞めてもらわなければいけないと思います。

    (『震災復興への道』第1章 震災復興への道/3 「常勝思考」で大胆に日本をつくり変えよ/「震災増税」は、さらに景気を悪化させる より)

政府も野党も、震災復興の財源に、増税しか思いつかない発想の貧困さに、クラクラと眩暈がしそうです。
「今は増税すべきではない」と言っている人も、復興債を発行して、償還のためには増税やむなし、と思っているようです。

増税したくてしたくてしょうがない、一部の人にとっては、震災が”絶好のチャンス”と捉えているのでしょう。

「痛みを分け合おう」と思う志は尊いと思いますが、それを口実に増税に誘導しようとする”洗脳”圧力には十分注意しなければいけません。

震災復興への道―日本復活の未来ビジョン
震災復興への道―日本復活の未来ビジョン