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06 November

白山市の興隆について

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こんにちは!みやもとさとしです。

白山市白山町南交差点。
ここで辻立ちするときは、なぜかいつもすばらしい天気だ。

白山市。白山連峰から日本海沿岸まで、その面積は755km2 であり(石川県全域の18%、県内最大の広さ)、東京23区(621km2)より広い。
広大な地域に、人口は約11万人。
東京23区の人口880万とは比べるべくもないが、山岳地帯が多い(73%を占める)とはいえ、まだまだたくさんの人口は受け入れ可能だ。
東京23区は、千代田区の4万6千人から世田谷区の86万人まで、幅広いが、20万〜40万人といった区が多い。
30〜40万ぐらいの都市にする構想を持っていてもいいのでは。

特に、白山麓5か村と呼ばれた旧白峰・尾口・吉野谷・河内・鳥越のエリアは、人口減少が著しい。
白山市自体は漸増しているが、旧5か村は、最近5年間で約7700人から7100人と
600人も減少している。
その主な原因は、「不便だ」と言うことだろう。大きな産業も無い、ショッピング、通勤、通学、病院、書店、コンビニ、その他諸々、都市部には普通にあるような利便性、快適性が、「豊かな自然」などと言う価値観よりはるかに優先された結果だろうと思う。

それは、この地域で最奥にある、私が辻立ちしている場所の向いのコンビニが、ここより奥に住む人たちによって、夜でも買い物に来られるということで、大変にぎわっていることでも推察できる。

解決策のひとつとして思いつくことは、ファミール鳥越、瀬音などで成功しているように、都市部よりも安くて広い宅地を提供すること、そしてそれに加えて、公共の、便利で安価な交通網を充実させることだと思う。

いくら車社会と言っても、高齢者や子供は車が無ければ動けないというのは辛い。
それに、片町や香林坊(金沢の繁華街)でお酒を飲んだら帰って来れなくなる。
今なら、片町で宴会があっても、ホテルに泊まるか、タクシーか代行運転で帰ってくるしかない。

金沢でお酒を飲んでも、ホテルに泊まる必要もない、タクシーや代行運転でなくても帰ってこれるとなれば、消費はもっと拡大し、景気はよくなるだろう。
かつて80年代は、富山や福井からでもお客さんが来ていた片町や香林坊の衰退ぶりは目を覆うものがある。
これは、片町・香林坊復興策でもある。

そういう交通網を作る財源はどうするのかということになるが、それは、能登半島との連携、新たな産業興隆策も含めて、改めて別の機会に提案したい。