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03 October

ああ不況!

こんにちは!元気のみやもとです!

民主党政権、まだマスコミとのハネムーン期間。
しかし、こんな政策が実現されていくなら、日本はまたぞろ長期不況への道をまっしぐら!のように見える。
ので、ついつい辛口になってしまうが、やはり一言物申したい。

まずは、八ツ場ダムをはじめとする全国143箇所ものダム建設の中止だ。
ゼネコンは、この不況のなか、経営を合理化し、リストラもし、これまでも大変な苦労をしてきたことと思う。
またまた今以上のゼネコン不況が来る。
143箇所のダム現場と、それに関連する仕事場で、一体どれだけの人々が働いているのか、定かには分らないが、それらの人々の多くが失業するとしたら?
ただでさえ失業者が多い昨今、もっと増えるのだろうか?
中止したために保障が必要ならば、そのお金だって馬鹿にならない。
もとにもどそうったって、完全には元に戻らないでしょう。
それでもあえて、コンクリートを憎んで、自然に帰り、原始時代に帰っていくつもりでしょうか?

さらに、CO2を1990年を基準にして25%減らすとした鳩山講演。
既に産業界の猛反発を受けているようだが、今のところ翻す気配は無い。
国際社会において、「イイ子」を演じたいのかもしれないが、EUなどは、ほくそ笑んでいるのでは?
大体、1990年を基準にするということ自体、素朴に考えると胡散臭いではないか。
これは、1997年の京都議定書で1990年を基準年として選択されたことによる。
だが、本当にCO2削減しなければならない深刻な課題ならば、なぜ過去にさかのぼった年を基準にしなければならないのか?
また、なぜ、先進国だけが削減しなければならないのか?
いますぐ、全世界の国々が協力して削減に努力しなければ意味が無いのではないか。
素朴に、そう思ってしまう。
結局、中国、インドなど、発展途上国は削減せず、アメリカは調印したが批准せず、カナダは批准したが途中で離脱。
彼らは、CO2削減は割りに合わない、と判断したからでしょう。
つまり、地球温暖化問題は純粋に環境問題ではなく、政治問題だということでしょう。
EUは、アメリカや日本、カナダ、中国やインドなどの経済力を抑制したかったということでしょう。
さらに、90年を基準にすることで、イギリスもドイツも実質増産枠を勝ちとったとするならば?
ロシアは批准したが、1990年を基準にしてくれるなら、そりゃあ批准するでしょう。
だって、旧ソ連時代ならば、さぞ効率の悪いことをやってたくさんCO2出していたことでしょうから、実質減らさなくていいどころか、増産枠が拡大するということですから。
日本以外の国は、みんな自国の国益を最優先させていると言うことでしょう。
日本は、お人好しという以上に愚かなり。

もっと重大で本質的なことは、CO2の増加が本当に地球温暖化をもたらしているのかということだ。
よく言われることは、大気中に大量にCO2が排出されることによって、地球から大気圏外に放出されるはず熱が放出されなくなるというもの(温室効果)だが、温室効果と言うならば、空気中にCO2よりはるかに多い水(水蒸気)の方が効果が大きいはずである。
CO2の増加と温暖化が相関関係にあるからと言って、CO2の増加が地球温暖化の主たる原因であるとは単純に結論付けられない。
もっといえば、温暖化することによって、海中のCO2が大気中に放出され(海水は温度が低いほどCO2をたくさん取り込むことが出来る)、それによってCO2が増えたということである。つまり、順序が逆だということだ。
このように、前提そのものが間違っている可能性大である。

間違った前提に基づいて国家のトップが過った判断を下したらどうなるのか?
国際社会でいいかっこしたい(これ自体既に勘違いであり、誰もかっこいいとは思ってくれない)ために、そんなことをいうのであれば、国家のトップとしてまことに情けないかぎりだし、そのために国民や企業に塗炭の苦しみを味わわせることになるとしたら、とんでもないことだ。

不況への道一直線!そんな民主党政権に対して、何とか防波堤になりたい。
そのほかにも取り上げたい論点はあるが、取りあえず今日はここまでにしておきます。

みやもと