もうすぐ立党5周年!
幸福実現党は間もなく立党5周年を迎えます。
総務省に届け出をして、政党となったのは2009年5月23日と記憶しておりますが、実質的にそのスタートとなったのが、2009年4月30日の大川総裁の説法「幸福実現党宣言」であると言ってよいでしょう。
私自身、思い返せば、政治には強い関心を持ちつつも、宗教家としての仕事をする中で、その強い関心を封印して来た面があります。
もちろん折々に社会変革的な提言や活動は、幸福の科学グループの一員として取り組んでは来ましたが、本格的な政治活動への参加は、この「幸福実現党宣言」が最初の大きなきっかけになっています。
その後、大変有り難いことに、2009年の衆議院選(石川2区)、2013年の参議院選(石川選挙区)と、2度の国政選への立候補をさせていただく機会を得ました。
2回とも、まことに恥ずかしい限りの結果ではありましたが、こんな私でも、一生懸命に応援して下さる方がいる限りは、この身、この命を、日本と、世界の人々の幸福のために、捧げたいと願い続けております。
5周年を迎えるにあたり、初心に返り、原点回帰し、最初の志は本物であったか、今も胸の内のマグマは熱く燃えているか、再確認したときに、日々の作業や生活に流され、時に安穏な人生に憧れ、時に小成に甘んじ、というときもありますが、「確かにある」「未だ果たせていない天命がある」と強く感じます。
平たくいえば、「このままでは死ねない」という気持ちです。
では、私たちは何を目指しているのか。
現在、「日本の誇りを取り戻す」キャンペーンなどをやっておりますが、幸福実現党の目指すもの、その射程の大きさを今一度確認してみたときに、単に復古主義的な「誇りを取り戻す」ということにとどまらず、「未来型国家」―「成熟国家」などという美称で語られる、衰退していく未来社会などではなく―繁栄する「未来型国家」のモデルを示すことが大きな使命の一つであろうと思われます。
このままであれば、先進国は少子高齢化が進み、経済的にも衰退していくでしょうし、発展途上国も経済問題、人口問題、食糧問題、内戦やクーデター、紛争、宗教問題等、それぞれが様々な問題を抱えております。
差し迫る危機はいくつかありますが、その一つを上げれば、食糧危機、エネルギー危機は避けて通れません。これを迎え撃ち、解決しなければ、すなわち、人口100億人時代を見据えた食糧及びエネルギー増産体制に入らなければ、地球規模での「人減らし」をやらざるを得ない状況に必ず陥ります。
そうなったときは、地球史上未曾有の危機といえましょう。
具体的にどうやって人口調整をするのですか?
想像を絶することが起きるでしょう。
だから、日本や他の先進国が、これ以上の経済成長をしないことを前提としているかのような、そして限られたパイを配分して何とかやりくりして延命をはかるかのような路線―その典型が、「高福祉国家」と言われているもの―をとることは、きわめて危険だと思うのです。
先進国こそが、さらに高度な経済成長を遂げ、世界を牽引する義務があるのです。そして、その恩恵が、発展途上国をも潤し、彼らに仕事を与え、雇用を創出し、彼らも富を創出できるような、経済成長路線をとる必要があります。
これを、「ノブレス・オブリッジ」と言ってもよいと思います。
繁栄する未来型国家の建設ーあまりにも壮大で、あまりにも遠大な事業に見えます。
しかし、私は日本こそが、否、日本のみが、この大事業の先鞭を付け、その崇高なる義務を果たしうる唯一の国であると、信ずるものであります。
このように、日本は人類史上最高の「世界のリーダー」となるべく、運命付けられている夢の国であると私は思います。
風車に挑むドン・キホーテのようにも見えるかも知れません。
しかし、「運命は臆病者の味方はしない」(ソフォクレス)
今はまさに(人類にとっても、日本人にとっても)「忍耐の時代」。そのなかにあって、「高貴なる義務を果たさん」という志と勇気をもって、努力し続けていくものの前に道は開けていくと信じます。
初心を忘れず、この国を世界のリーダーとし、「この国に生まれてよかった」とすべての人に思ってもらえるような国づくりを理想とし、努力精進してまいりたいと思います。
昨日(14日)、白山市にて、5年間のご支援に感謝を込め、決意を新たに、辻立ちをさせていただきました。