オバマ大統領がシリア攻撃について議会に事前承認を求めるとは。
アメリカは「世界の警察官」を、本当にやめてしまいそう。
アメリカが、アメリカでなくなったということを、強く感じます。
いままでさんざん軍事介入をためらったところを見ると、オバマ大統領は本心ではいまでも介入したくないのだと思います。
しかし、全く何もしなければ弱腰、リーダーシップがないと見られ、求心力を失うと思ったのでしょう。
とは言え、ブッシュ前大統領のイラク介入を批判していた手前、主体的に介入することも批判を浴びそう。
そこで「議会の事前承認を」となったと思われます。
しかし、言うまでもなくアメリカ大統領は、アメリが軍の最高司令官です。
有事の際は、責任を負わなければならないのです。
「議会に承認を求める」ことは、平時ではかまわないのですが、有事の際は、当然ながら、そう悠長なことを言っていられないことがあります。
「議会時事前承認」が前例となってしまったら…。
そんな状況で「尖閣有事」などが発生してしまったら…。
中国があっさりと尖閣に上陸して、アメリカが介入を躊躇している間にさっさと実行支配してしまったら…。
身の毛がよだちます。
そんな状況も見越して、わが国は国防の対策を立てなければなりません。
尖閣に関して言えば、まずは、絶対に 上陸させない抑止力を強めること。
そう悠長なことは言っていられません。
中国は尖閣を「核心的利益」(武力行使してでも守るべき国益)と呼び、わが国領海内を我がもの顔に遊弋し、レーダー照射はするわ、海上ブイは設置するわ、既にやりたい放題と言っていいでしょう。
憲法9条の改正と自主防衛力の強化が必須です。
取り急ぎ、西南方面の陸・海・空自衛隊の配備・増強などが急務でしょうが、何より大切なのが、我が日本国民の国防意識でしょう。
どれだけ立派な武器や装備があったとしても、国民の側に主体的に自分の国は自分で守るという意志も気概もなければ、とてものこと、この国を守り抜くことはできないでしょう。
「国防」ということを、政府や自衛隊、あるいはアメリカ軍に丸投げしてはいけません。
また、ただただ戦争したくないという一心のために、自国を売り飛ばすようなことをしてもなりません。
中国の覇権によって国をなくした民族(チベットやウイグル、南モンゴル等)が、どれだけ悲惨な運命の中にあるか。
神の祝福を受けた、この尊き国・日本が、簡単に滅ぼされるようなことがあってはなりません。
日本こそが、世界の平和と正義の守護神となり、不当な侵略主義から、日本はもとより、他の国々も侵略から守らなければなりません。
日本の誇りを取り戻すことこそが急務でしょう。