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20 April

タイタニック号の悲劇と映画「ファイナル・ジャッジメント」

今年の4月は、史上有名な豪華客船Titanic(タイタニック)号が沈没(1912年4月14日)して100年目に当たります。

その14年前、すなわち1898年に、 Morgan Robertson(モーガン・ロバートソン)という作家が書いた「Futility」(「無益」の意)という小説の中に、タイタニック号の沈没を予言したかのような物語があるそうです。

その豪華客船の名は、「Titan(タイタン)」号。タイタニック号と同じく、絶対に沈まない船と言われ、同じく大西洋を処女航海中、氷山に衝突して沈んだ。沈んだのは、同じく4月。全長は、タイタン号が800フィートなのに対し、タイタニック号は882.5フィート、乗客乗員は、タイタン号が3,000人、タイタニック号が2,200人。救命ボートは24艘、タイタニック号は20艘。どちらも乗員数に対してボートの数は全く不足していた…などなど、偶然とは思えないような共通点があります。
(まあ、この小説は、実際にタイタニック号が沈んだ後、細部を事実に合わせて改訂して出版したとも言われていますが)。

しかし、よくわかりませんが、”Futility”という小説は、出版からタイタニック号が処女航海に出かけるまでにさほど売れていなかったのかもしれません。

歴史に“イフ”は禁物だとよく言われますが、もし、”Futility”が、売れに売れていて、タイタン号とタイタニック号の共通点に多くの人々が気づいて、「これは予言的小説だ」と理解し、タイタン号のような悲劇を現実にも起こすまいと気を付けていたら、タイタニック号の悲劇は防げたかもしれませんね。

この6月公開の映画「ファイナル・ジャッジメント」は、架空の唯物論国家であり軍事独裁国家「オウラン人民共和国」に占領され、かの国の極東省になってしまう、という近未来の予言映画です。
the_final_judgement
http://www.the-liberty.com/fj/

(「オウラン人民共和国」は架空の国家ではありますが、どの国がモデルになっているかは、いまさら言うまでもないでしょう)

国を守るという決意も覚悟も気概もなければ、どれほどたやすく軍事的に占領されてしまうか、また、信教の自由、思想の自由、言論の自由、政治的自由、経済的自由が奪われたならば、どのような悲惨な世の中になるか、ということを実感していただけることと思います。

もし、「タイタニック号が沈むなんて、ありえない!」と思って船旅を満喫していた上流階級の紳士淑女のように、「日本が占領されるなんて、ありえない!」と殆どの日本人がこのまま安逸を貪っていたとしたら、日本もまたタイタニック号と同じような運命になるかもしれません。

もちろん、私たちは、この予言が成就すればよいと思っているわけでは決してなく、運命論的に、必ずこうなる、と言っているのもありません。
私たちは、努力によって運命は変えていける、という立場を取ります。「このままであれば、こうなりますよ」と警告しているにすぎません。
そして、この危機を、何とか未然に防ぎたいと、活動をしております。

くだんのタイタニック号の悲劇から23年後の4月、同じく北大西洋を横断する船がありました。
その船で見張りをしていた、ウイリアム・リーブスという若い船員は、ちょうどタイタニック号が沈んだ海域に差し掛かった時、胸騒ぎを感じ、警報を鳴らしました。
緊急停止した船のまさにその目の前に、巨大な氷山がありました。リーブスのおかげで船は巨大氷山に衝突する直前に停止することができました。
その幸運な船の名は「Titanian(タイタニアン)号」。

私たちは、日本がタイタニック号の悲劇に陥るのではなく、幸運な船「タイタニアン」となるよう、若き船員・ウイリアム・リーブスでありたいと思います。
悲劇を未然に防ぎ、希望の灯を点すものでありたいと願っています。
「知らなかった!」と言われることがないよう、多くの人々に、全国民に、映画「ファイナル・ジャッジメント」をお知らせしてまいりたいと思います。

そして、来たる5月3日、幸福実現党も協賛参加する「沖縄返還40周年記念『5.3 憲法を変えて日本とアジアの自由を守る!国民集会&デモ』」(日比谷公園大音楽堂にて)に、多くの同志の皆さまと共に、参加したいと思います。
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「自分の国は自分で守る」。およそ主権国家であるならば、ごくごく当然のことが、我が国では先の敗戦以来、長い年月、タブー視されてきました。
もはやマインド・コントロールを解き、目覚めなければなりません。

国民の皆さまに、広く国防の意識を持っていただくために、地元・石川の街頭でも訴え続けてまいりたいと思います。