さわやかな秋空の下で
先般の台風で甚大な被害を受けたところもあり、被災された皆様には衷心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲となられた皆様には、心からお悔やみ申し上げます。
私自身、1999年7月~2002年8月までの3年1か月、和歌山県田辺市に住んでいましたので、
台風の脅威は、北陸・石川県では想像もできないぐらい大きかったことを覚えています。
特に、今回も被害のあった那智勝浦や新宮は、いつも雨量が多く、住民の皆様ご苦労されていました。
大川隆法幸福の科学グループ創始者兼総裁は、その著書『青春に贈る』(1996年発刊)第3章「心の王者を目指して」のなかで、
昨今(一九九三年九月時点)の日本の情勢を見ていると、地震や風水害などの天変地異が続いています。また、不況は長期化し、政治も混乱しています。こうしたさまざまな事態を総合して、心静かに眺めてみるならば、「今、日本という国は国難のなかにある」と言って間違いないと思います。
(中略)
たとえば、最近(一九九三年九月時点)、台風が日本列島を何度も襲ってきています。実は、日本神道系の神がみのなかには、日本人に対して、そうとうに怒り、反省を求めている霊たちがいるのです。日本神道系の神がみは、警告を発するときに、雨と風をよく使う傾向があります。
また、諸外国を見ても、世界各地で天変地異が続いていますし、ヨーロッパの戦乱もまだまだ収まる気配を見せず、大きな心配のもととなっています。
こうした神がみの怒りが治まらないかぎり、日本列島は、まだまだ災害から逃れることができません。国民が「これは少し異常なのではないか」と思うところまで、次から次へと続いていくと思います。
これは、本来は中心にあるべきものが、現在、中心にきていない、ということなのです。
と述べています。
1993年当時の自民党政権下でもそうでありましたが、現在も、3月の東日本大震災に続いて、民主党政権下で、こうした天災に見舞われるということは、神々の怒り、警告であり、すなわち、現政権を良しとしてはいないことの現れです。
例えば、きょうも、野田首相は、政府税制調査会の冒頭で、東日本大震災の復興財源について、「将来世代に負担を先送りしない」と述べ、臨時増税に強い意欲を示したと報じられています。
増税こそが、「将来世代に負担を先送り」することだと気付かない頑迷さ。
野田首相は財政再建原理主義者とも言われますが、「政府が貧しいから、国民も貧しくなれ」と言っているのと同じことです。
白川日銀総裁も、追加の金融緩和を見送り、「思い切った緩和をしている」と開き直る始末です。
日本は、今未曾有のデフレ不況だということを全く認識していません。
この際は、政府の財政赤字など、もっと拡大しても構わないから、大胆な財政出動と、金融緩和のベストミックスによらなければ、この国の経済、ひいては世界経済を救うことはできません。
財政出動は、将来国富を増大させる未来産業に大胆に投資することにより、将来的に回収できます。
鳩山―菅―野田と続く民主党政権は、価値を創造するということ、富を創出するということの意味が全く理解できていないというほかありません。
経済政策的な面から見れば、海江田氏の政策の方が正しかったと言えます。
したがって、民主党政権が続く限り、この不況もまた続き、国民はさらなる耐乏生活を強いられることになります。
そんなこんなの憂いを忘れさせるほどの、さわやかな青空が広がり、吹く風も爽やかな加賀市で、昨日辻立ちをさせていただきました。
お車の中からお手を振って声援をくださる方、本当に励みになります。ありがとうございました。
そして、急な辻立ちにもかかわらず、駆けつけてくださったサポーターのS.Hさん、J.Hさん、ありがとうございました。
日本と、世界の希望の未来のために、がんばってまいります。