白紙の目で見る―地球温暖化問題について―
こんにちは。みやもとさとしです。
私たちが当たり前だと思って無前提で受け入れていることの中に、実は当然ではないことがたくさんあります。
例えば、20年前はなかった消費税。3%から5%に引き上げられたのが12年前。これから先の財政も苦しいから上げざるを得ないというのは本当だろうか。
例えば、憲法9条。ほんとうにこの条文があるから、日本の平和が守られているのだろうか。
例えば、地球温暖化。ほんとうにCO2が増えているから、地球の温暖化が進んでいるのだろうか。
他にもたくさんあると思います。
1番目と2番目については、たびたびお話しているとおりです。
1点目について。デフレ下で景気を良くするのは、消費の拡大。5%の消費税を0にすれば、5%のディスカウントと同じ効果があると考えれば、消費は拡大します。消費が拡大すれば、企業の売り上げが増え、収益も増え、法人税収も増える。企業の収益が増えれば給料も上がり、失業者も減り、所得税収も増える。
2点目について。戦争を放棄しているということは、悪いことを考えている国からしたら、日本を攻めても反撃して来ないから、虐殺し放題ということになる。虐殺なんて、言語道断だと日本人の多くは思うでしょうが、日本人などは人間じゃないと思っている人から見たら、虐殺しても何の良心の呵責を感じないだろう。
そして、今回取り上げたいのは、地球温暖化の問題です。
現在は、環境問題とか、CO2を減らすと言えば、何でも正しく、逆の意見は言うことさえ許されないかのように見える状況です。
しかし、CO2の増加によって、地球が温暖化してきたという説は、実は因果関係が証明されていません。温暖化が始まったのは1850年ごろ。そのころはまだ化石燃料をそんなに使っていないので、CO2が増えたから温暖化が進んだという仮説は成り立たない。そして1850頃年から始まった温暖化の大きな波のなかで、1940年~1975年の間に寒冷化が起こり(逆にこの期間に、CO2の排出量は急増している)、1976年からまた温暖化している。
この波を見る限り、CO2の排出量が増えれば地球が温暖化するということは、必ずしも因果関係があるとは言えない。
さらに言えば、温暖化が進めば、南極の氷が融けて、海面が上昇し、多くの土地が水没するという説も成り立たない。蒸発した水は、南極上空で冷やされ、雪となって降ってきます。つまり、核爆発か何かで南極大陸自体が0°C以上の高温になるか、ポールシフトが起きて南極の位置自体が変わってしまうかしない限り、少なくとも陸地の多くを水没させるほどの水面上昇をもたらすだけの量の南極の氷が融ける可能性はほとんどないと言ってよいのではないでしょうか。
また、現在のCO2は、生物が生存するためのギリギリの量でしかなく、今の6倍(恐竜時代はそれくらいだったそうです)に増やすべきだと主張する学者もいます。そうすると家畜も穀物も大きく育ち、食糧の増産ができるといいます。
つまり、環境問題は、その前提が間違っていたら大変なことになります。経済は一層冷え込み、発展途上国は近代化が遅れ、食糧増産も期待できないという状況が来ます。
そして今のところこれに抵抗する勢力は、ほとんどない状況といってよいでしょう。
反論する機会さえ与えられずに、CO2大削減に向かおうとする世界。これは、静かに、気づかぬうちに、緩やかに言論の自由が奪われていく、自由が奪われ全体主義化が進んでいくかのようで、とても怖い感じがします。
考えることを放棄しないで、きちっと白紙の目で見て、「誰が正しいか」ではなく、「何が正しいか」を考え、判断し、選択していくことがとても大切であると思います。