私の政策
02 July

農業の復興に寄せて

私のふるさと(旧鳥越村字阿手)では、もう水田を作らなくなって久しくなりました。

うちの母が74歳で、若い部類に入るくらいの高齢化社会なので、誰も作れなくなっています。

私も小学生の頃から田植えや稲刈りは手伝っていましたが、もともと山間部の水田なので、大変な重労働でした。

畑は一部、つくっておりますが、耕作放棄地がたくさんあり、荒れ放題です。

私も後を継がずに町に出たので忸怩たるものがありますが、時代の流れでしょうがないのかなと思っていました。

しかし、今日本の食料自給率は約40%(カロリーベース)と言われています。世界は人口100億人時代に向かい、現に今飢えている人は10億人以上いるといわれています。

日本全国で耕作放棄地は39万ha(埼玉県ぐらい)、しかし農業の技術は世界一と言われています。

これらの経営資源を生かして、日本の食料自給率を高めるのみならず、世界の食糧危機を救っていく、それぐらいの大きな理想を持ちたいものです。

農家の若者に夢を持たせ、農業経営者として企業家精神を発揮していただく。

さらに、アジア・アフリカの移民を受け入れ、世界最先端の農業技術を伝え、農村の復興に力を注いでいただけば言いし、彼らの故国の農業を振興していただいてもよいと思います。

若者がまた農村に帰ってきます。賑やかになります。

わが集落で30年前に中止になった”盆踊り”が復活し、老いも若きも、男も女も、日本やアジア、アフリカ(もちろん、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアの人たちもいて、もっと楽しい!)などの人たちが一緒になって盆踊りを踊っているなんて、想像するだけで楽しくなります。

これこそ、世界平和の象徴ではないでしょうか?

もう世界第2位の経済大国です。海外に門戸を開き、1億人ぐらいの移民を受け入れる。国際国家として、それぐらいの度量を持ちましょうよ。