理想国家論について
古代ギリシャの哲学者・プラトンは、理想国家論を語るに際して、『国家』という書物の中で、エルという若者の臨死体験の物語を語っています。 この世限りでない、生命の永遠性を前提とした理想国家論です。 「政治は可能性の技術(芸術)である」という言葉は、この世での可能性という意味だけではなく、来世、あの世での可能性という意味も含めてよいように思います。 「永遠の生命」という前提で人生や国家を考えることが大切…
古代ギリシャの哲学者・プラトンは、理想国家論を語るに際して、『国家』という書物の中で、エルという若者の臨死体験の物語を語っています。 この世限りでない、生命の永遠性を前提とした理想国家論です。 「政治は可能性の技術(芸術)である」という言葉は、この世での可能性という意味だけではなく、来世、あの世での可能性という意味も含めてよいように思います。 「永遠の生命」という前提で人生や国家を考えることが大切…
元駐タイ大使で安倍晋三首相の外交・安全保障分野のブレーンとして知られる岡崎久彦(おかざき・ひさひこ)氏が26日死去した、84歳だった。 岡崎久彦氏が死去 元駐タイ大使 :日本経済新聞 突然のご訃報に、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈り致します。 政治・外交評論家として、保守の論客として、氏の多大なるご功績は、改めて言うまでもありません。深く敬意と感謝を捧げます。 地上に残さ…
「脱原発」を争点にしようとする東京知事選候補者。 普天間基地の辺野古への移設を阻止するという沖縄県名護市長。 「地方分権」の流れと軌を一にしていると思われますが、「国家」なるものを「悪」と見なし、中央政府が大きな力を持つことは国民を圧迫し、不幸にするという思い込みが強くある、ないしは”洗脳”がなされている、と見るべきでしょう。 しかし「東日本大震災」のような大地震や大津波など、予測不能な巨大な災害…
優れたリーダーは、自己を客観視することができる。 自分に何ができて、何ができないかを知っている。 何をなすべきであり、何をなすべきでないかを知っている。 おそらくそれは、リーダーという立場についてから身に着けた能力ではなく、 リーダーになる以前から、リーダーになるべく自らを磨いてきた結果獲得した能力だと言えるだろう。 「リーダーとは、もともといたものではない。 作られてなったものでもない。 自らを…
「彼(リシュリュー枢機卿*)はかつて、次のように言ったことがある。『人間の魂は不滅のものであり、その魂の救済は来世にある』『国家は不滅のものではない。したがって国家を救済する時は、現在か、あるいはもう永久に来ないかどちらかなのである』。言い換えれば、国家というものは、正しいことをしたからといって現世でも来世でも報われるわけではない。つまり、国家は、必要なことをするだけの力を持つことによって救われる…
こんにちは。みやもとさとしです。 タイトルは、すごく大きなテーマですが。 徒然なるままに、感じたことを、綴ってみたいと思います。 「国家があなた方のために何をしてくれるかを問うなかれ。あなた方が国家のために何ができるかを問いたまえ」。 J.F.ケネディのこの言葉は、民主主義と国家の関係を端的に表しているように感じます。 民主主義の国(日本はもちろん)においては、国民が主権者です。 主権者である国民…