Posts Tagged ‘震災復興への道’
日本全国、東日本大震災に目を奪われています。
しかし、世界では震災が起きているだけではありません。
日本の近隣諸国も、支援はしてくれており、それはそれでありがたいことですが、
国際政治の現実は、それほどおめでたくはありません。
リビアの情勢も気になります。
いろんなことが気にはなりつつも、ブログ等ではなかなか書けませんでした。
昨年の尖閣沖事件以来、あの菅政権でさえ、自衛隊の西南方面へのシフトをやらざるを得なくなったわけですが、今回の震災で、その自衛隊員が今度は東日本へとシフトされています。
当然、西南方面が手薄になってしまいます。
西南だけではなく、北方も少し手薄です。
一方で、震災の支援の手を差し伸べつつ、他方の手では、”火事場泥棒的”に日本の領海や領空に迫ったり、支援に来て写真を撮りまくるということも起きております。
以下、ふたたび、大川隆法総裁著『震災復興への道』から引用します。
それは、津波対策という防災面のみならず、今後、国防対策的にも重要な面が出てくるのではないかと思います。
例えば、他国が侵略してくる場合、先の大戦を見れば分かるように、アメリカ海兵隊のような上陸作戦を行わなければ占領はできないのです。したがって、そうした防災措置は、震災のみならず、防衛的にも機能する面があると思います。
また、かなり昔の時代になりますが、元寇で蒙古が二回攻めてきたときに、北九州方面では土塁や石垣をそうとう築いていました。国防上、これは基本中の基本なのです。
確かに、「台風が来て蒙古の船が沈んだ」ということも大きかったとは思いますが、「上陸地点を予想して、あらかじめ石垣等を築いておき、九州の武士たちが非常に熱心に戦った」ということも大きかったでしょう。やはり、きちんと防戦の準備をしておけば、攻めるほうの三分の一の力で守り切れるので、そういう部分も非常に大きかったのではないかと思います。
そのように、元寇に際しては、武士たちが総力を結集して戦った部分も大きかったのです。それがなければ、いくら台風が来ても、やはり負けていたかもしれません。つまり、蒙古軍は、すぐに上陸して占領することができなかったわけです。当時の日本には、そのあたりの強さはあったと思うので、今後、防災的観点と国防的観点の両面から、もう一度、見直してみる必要があると思います。
『震災復興への道』/第1章 震災復興への道/1 防災、国防から見た「コンクリート」の意味/防災措置は国防対策にもなる より
他国の軍事的攻撃を受けるとすると、当然、原発その他主要な施設は狙われることになるので、これを機に、防災と国防を一体と考え、千年に一度の災害にも耐えうる、最強の防災国家にこの国を創りなおすとともに、最強の国防体制を構築するべきであると思います。
特に、新潟県柏崎、石川県志賀町、福井県敦賀や若狭湾沿岸など、日本海側の原発には、早急に防災兼国防の対策を立てる必要があると考えます。




こんにちは!みやもとさとしです。
震災を機に、増税に持っていこうとする勢力に対しては、何とかして阻止したいと思います。
それは、大げさではなく、この国の自由と繁栄をかけた闘いだからです。
以下、幸福実現党名誉総裁・大川隆法総裁著『震災復興への道―日本復活の未来ビジョン』より引用いたします。
もう一つ、政府がやるべきことは、財政出動です。
景気調整の方法としては、日銀を中心とする金融政策、つまり、市場に流通している資金量を調整するやり方と、もう一つは、財政出動といって、いろいろなところに政府予算を出動するやり方とがありますが、今は、この財政出動が必要なのです。
民主党政権は、ケチケチ運動から始まっていて、「財政出動が、いかに要らないか」ということを言い続けてきたため、このマインドを変えるのは実際には難しいだろうと思います。
国の借金を減らすことばかりを考えていたところ、“運よく”震災が起きたので、「これで、増税ができる。今なら、国民は臨時増税を呑むのではないか」などと考えている可能性が極めて高いのです。
自民党のほうにも、今、同じような動きが出ています。自民党にも増税論者がけっこういるので、「震災増税ならば国民も聞いてくれるのではないか」と考え、「震災対策に充てる」と称して、震災を受けていない人に増税をかけそうな雰囲気を感じます。
しかし、本当に、これ以上の経済音痴はありません。まさに、「経済音痴、ここに極まれり」で、もはや経済学など、なきに等しい考え方です。
日本経済への影響について、今のところ、「今回の震災のダメージは、GDPベースで、マイナス一パーセント分ぐらいに相当する」と言われていますが、いずれそれ以上の規模に被害が拡大し、今、増税をすれば、さらにダメージが大きくなるかもしれません。不況期に増税をかけたら、もっと不況が進むのは分かっていることなのです。
「不況期に震災が来て、ここで増税をかけたらどうなるか」といえば、企業活動はさらに停滞し、消費活動も停滞して、もっと景気が悪くなっていきます。
これでは駄目なのです。もし、火事場泥棒風に、ここで増税をかけようと考えるようなら、その“悪代官”のクビをはねなければいけません。「東日本復興目的税」などと称して、たくさん税金を取ろうとするようなら、もう辞めてもらわなければいけないと思います。
(『震災復興への道』第1章 震災復興への道/3 「常勝思考」で大胆に日本をつくり変えよ/「震災増税」は、さらに景気を悪化させる より)
政府も野党も、震災復興の財源に、増税しか思いつかない発想の貧困さに、クラクラと眩暈がしそうです。
「今は増税すべきではない」と言っている人も、復興債を発行して、償還のためには増税やむなし、と思っているようです。
増税したくてしたくてしょうがない、一部の人にとっては、震災が”絶好のチャンス”と捉えているのでしょう。
「痛みを分け合おう」と思う志は尊いと思いますが、それを口実に増税に誘導しようとする”洗脳”圧力には十分注意しなければいけません。



